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とりあえず有閑クーネルシネマ

Hello~(^^)
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読書

吉田修一著「パレード」

映画化されてますね。

「パレード」ってタイトルだから愉快な小説かと思うじゃない?
ずいぶん昔に夫の本棚からひっぱりだして読んだから覚えているのは結末だけなんだけど(笑)

ルームシェアをして楽しげに暮らす仲間たちの街に、連続無差別殺人鬼が出没。

「犯人一体誰なんだろーねー」なんてのも話題の1つにしながら無気力に淡々とすぎる日々を綴った今風小説(何も特別な事件が起こらない小説ってのも多いでしょ?)なのかと思ったら

最後にきて、え?なんと?@@こんな展開?
ひゃ~っ…ぞぞーッ…と寒くなった記憶あり。

映画の評価も高いみたいですね。
天才俳優と呼ばれている藤原竜也主演。
じゅうぶんに魅せてくれそうです。

パレード (幻冬舎文庫)
吉田 修一
幻冬舎
売り上げランキング: 614
おすすめ度の平均: 4.5
4 先に映画を見てしまったので
5 静かな驚き。
5 現代に警鐘を鳴らしている
3 面白さ・・・どこ?
5 例えば都心のオフィスビルで。

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寒いね・・・

昨日も今日も寒かったですねー((+_+))
真冬に逆戻りって感じ。

思わず「寒い、寒い」と口にするときはいつもこの歌が浮かびます。

寒いねと 話しかければ寒いねと
             答える人の いる暖かさ

                          俵万智

三十一文字に恋愛小説の世界観が…(^^)♪

「サラダ記念日」は名作でした。
無人島に持っていきたい10冊のうちの1冊に入ります。

サラダ記念日 (河出文庫―BUNGEI Collection)
俵 万智
河出書房新社
売り上げランキング: 54175
おすすめ度の平均: 4.0
5 他愛ない日常を抱きしめた歌
5 斬新
1 「現代短歌」への賛否
5 まさに現代を代表する珠玉の短歌集!
3 「カラダ記念日」をどうぞ !


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角田光代著「三月の招待状」

装丁が春らしいボタニカルでかわいくて図書館でジャケ借り!

三月の招待状
三月の招待状
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角田 光代
集英社
売り上げランキング: 196481
おすすめ度の平均: 3.5
5 離婚式から始まる同級生達の恋と友情
3 まずはパッケージがかわいい。
3 で、何が言いたいの?(読後の感想)
2 あまり・・・
3 変化の機会に恵まれなかった人たち


大学時代の同級生仲間がその中で結婚したり浮気したり離婚したりの物語。
角田光代が早稲田出身なので多分大学は早稲田の設定なのかな。皆のテリトリーが新宿、大久保あたり。
仲間の一人で学生時代に文壇デビューして一発屋で終わった男もでてくるし(この男が魔性のダメ男、名前も宇田男(うだお?ってのが可笑しい)早稲田の香り、ぷんぷんなので早稲田の卒業生にはオススメです!

三月の招待状とは、仲間同士で結婚したカップルがお互いの新しい門出をまた皆で祝ってほしいと送った”離婚式”の招待状のこと。

大学1年のときからの付き合いで結婚した二人は男が浮気を繰り返しついに離婚にいたり
久しぶりの仲間の離婚式での再会で宇田男にキスされ一気にダメ男との恋にのめりこみ自分探しの旅にでる純情専業主婦もいたり、またそれを皆が集まっては大騒ぎで心配したり
今や宇田男よりもずっとマスコミで活躍している毒舌コラムニストの女は昔から宇田男に惚れていて今やプータローもどきの宇田男なのにいまだに未練たらたら。でもやはり無職同然の若い男と一緒に暮らしていたり…

仲間から一人はずれて俯瞰するコラムニストと暮らす若い男が 「なんかあんたたちの愛校心やこだわりが気持ち悪いんだよね」みたいに言うところがあるの。

うん、うん、確かに。
狭い世界での同級生男女のゴチャゴチャが読んでいて
「あー、めんどくさっ!」なのよね。
これを角田光代は「わちゃわちゃ」と表現してました。
二人で「いちゃいちゃ」は好きだけど、男女大勢で「わちゃわちゃ」は苦手。

とはいえ、私も女子仲間との結束は愛校心や愛住地や愛職場に基づきガッチリばっちり無敵に強固で傍から見たら気持ち悪い女なんですが(笑)

男女仲良しの仲間というのは昔からすんごく憧れなんだけど、実際共学大学生の娘は彼氏とは別にたくさん男の子の友達がいて「んまー♪楽しそう!羨ましい!」って思うのだけど、

学生時代から集団の中での自分の立ち位置がわからず、つい気に入った子とこっそり一対一対応になってしまい別れてしまえばなぜか女側だけ仲間という集団に戻れないってことを経験してきた私には多分男女の仲良し仲間作りは一生かけてもできない人間なんだろーなー、なんか寂し~(TT)と本を読みながら思ったりもしました。

学生時代同じサークル同士だった夫とは結婚して幸い今でも仲良く続いていてホントよかったです♪(なんのこっちゃ^^;)
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藤原正彦の人生案内

こちらに引越して来る前は洗剤欲しさに半年ごとに新聞を替えてました。

あの手この手の販売店のサービス合戦も楽しかったのです。

ところが、こちらに越してきて驚きました。
H新聞店ただ1軒の独占状態。よって競争もありません。
だからころころ替える意味もなくなりました。さみしー(TT)

それぞれの新聞に「お気に入り」があって、読売新聞ではやっぱり朝刊の「人生案内」が好きでした♪

その回答者が数学者の藤原正彦だったときのものを1冊にしたものがこの本です。

改めて読んでみると、人にはさまざまな悩みがあるんだなーと感慨深いと同時に藤原正彦の飄々とした受け答えが的を射ていて小気味よく何か自分が悩んだときに読み返せるように手元に置いておきたくなりました。

例えば新米の先生に告白すべきか迷う中3女子に対しては
「(前略)先生に恋愛感情をもつことは許されても恋愛自体はほぼ禁じ手なのです。本人に打ち明けるのは卒業まで待ちましょう。それまでは日記や秘密ノートに打ち明けるのがよいと思います。片想いに耐えることも時には大切なのです。片想いを経験しないようでは一人前になれません。私などはほとんどそればかりし続けて一人前になりました。」と言ってみたり

「二人きりの職場の先輩が、こちらが話しかけてもノッテこなくて話題のない人で辛い」という20代看護師の悩みには
「年上の先輩を話題に欠けるつまらない人、と思っているようですが再考の余地があります。彼女の方から見れば、あなたの提供する話題が単につまらないということかもしれません。」とバッサリ(笑)

夫がエッチな画像をこっそり見ていることが我慢できない30代主婦には
「ご主人はごく普通の善良な市民のように思います。地球上の思春期以降のほとんどの男性は、エッチな絵が好きか大好きかのどちらかなのです。(中略)目くじらをたてるどころか、男とはかくも哀れな動物なのかと、心から同情しなければならないのです。」と諭します。

お悩み自体もどことなくユーモラスなのも一興。

27歳の山梨の主婦は、最近の語尾上げ口調が大嫌いなのに、同居予定の義母が語尾上げ口調でこれから先が不安…とおっしゃるし

40代独身OLのA子さんは
「3年ほど前から、テレビでよく見る男優に非常に引き付けられ、自分もその人と一緒に演じてみたいと考えるようにまでなり、思いきって演劇学校に入学しようかと考えてます。どうしたらよいでしょうか。」とのお悩み。

わかるわー、私も西島秀俊と共演したいもの(笑)

やっぱり人生ってなんか楽しい(^^)

藤原正彦の人生案内
藤原正彦の人生案内
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藤原 正彦
中央公論新社
売り上げランキング: 40292
おすすめ度の平均: 4.0
5 無常識であるが故に既成概念に捉われず、数学者ならではの論理展開と倫理観で一刀両断!
4 人生いろいろですね!
4 藤原先生の言葉は手厳しい。でも自立する人間に絶対の価値を置くからこその手厳しさは大いに頷ける
4 人生は自分でつくる

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田園のユーウツ

3月が1年で1番自殺者の多い月で…というニュースを聞いて出勤した昨日、早速人身事故で田園都市線が止まってた。

田園都市線のユーウツは超混み込み、遅れる、よく止まる…

佐藤春夫がこの界隈に住み「田園の憂鬱」を執筆したのは有名だが、10年前にも同じタイトルの本が出てたのね。
それがサンケイリビング田園都市部編集長だった今野直子さん著「田園のユーウツ」。

「英会話」と「手作りデザート」自信あり?
それがジャージをはかないオシャレでリッチな田園都市ミセスのお約束よ~てなノリで始まる当時の面白おかしい人気コラムを1冊にしたものだそう。

お宅に伺えば、部屋のいたるところに奥さま自作のトールペイント作品が…出てくるカップは高級品で、それを載せたトレイもトールペイント…というのもいかにもありそーな田園都市。

ちょうどこの本に出会う前、職場で同じ田園都市ミセスが
「田都に住む奥さんで「わたくしリッチな奥さまでござ~ます」的に鼻高々で気取った人っているけど、世田谷の人たちからなんて言われてると思う?”川向こうの人”って言われてるんだよ。」と笑いながら話してくれた。

そういえばまだ私が世田谷に住んでいた頃、二子玉マダムに
「どうして休日の玉川高島屋はあんなに混むの?」と尋ねたら「それはね、休日になると”川向う”から車でどっと買い物に来るからなの」とおっしゃった。確かに”川向う”と(笑)

その辺も著者はちゃんと書いていて”川向う”ってことがパーフェクトな田園都市の唯一のコンプレックスと語る。

東京と神奈川を分断する大いなる川、多摩川。

別に目黒や世田谷の落人なんかじゃないやい!とスネテみせながら「やっぱ遠い…東京」感は否めない。

うーん、わかる、わかる(笑)

私も今やすっかり「東京さ行ってくる」っ感じだもん♪

で、時々刺激的な元カレに無性に会いたくなり大いなる多摩川を超えて遊びに行くのである。

この前も「お願い車で連れてって」と夫におねだりして行っちゃった、全然オシャレじゃないけど大好きな三軒茶屋(^^)

てなことでつづく…
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辻村深月著「太陽の坐る場所」

1年前、雑誌eclat3月号で書評家斎藤美奈子が書いていたレビューが面白そうだったので気になっていた本。

同窓会ミステリーってやつかしら?

東京近郊のF県立藤見高校の同級生たちの10年後が10年前の高校時代と密接にリンク。
女優になったキョウコはなぜ一度も同窓会に顔を出さないのか。キョウコを引っ張り出そうと画策する元クラスメイト達。

それぞれが高校時代からの虚栄心や嘘やコンプレックスを抱えていて…なんともドロンドロンの人間模様。

中盤になるまでわからない名前のトリック。
「ええ…!!!そうだったのか!」とビックリしたなーもー。

そーいえば中高時代ってあったよねー。

同じ苗字の人が二人いると比べられるの。

話しにでると「それってどっちの○○さん?」てなことになり
勉強のできる○○さんと落ちこぼれの○○さんとか
かわいい××さんとかわいくない××さんとか…
辛辣で厳しい評価してたわよねー。

あ、でも子供が小学校のときの母達の間で、悪い△△さん(チョー噂好き!)と、良い△△さん(すごくイイ人)で呼ばれている人もいたりした(笑)

この物語では高校時代太陽のような存在で君臨していた優等生の美少女を中心に話が展開するのですが、意地悪の仕方などが小学生レベルで恐ろしいです。

そもそも小学生のときってスポーツできる子に人気が集中するけれど、中学に入ると好みってかなり分散。一極集中みたいなことってなくなるのにね。

この高校生たちはものすご~く幼いのでは?とちょっと思いました。

でも、まー過去っていうのは懐かしいは懐かしいけれど、時にはすっかり忘れていたイヤな記憶までも思い出させたり、当時おぼこかった故に信じていた友達のほころびが大人の今ならはっきり見えたりってことはあるかもね。

登場人物が多く、それぞれに丁寧な心理描写があるので途中ちょっと飽きるけど読者を引き込むテク十分。

お互い誤解していたことも含め、ラストに向かってからまった糸がするするとほどけるような展開はお見事ですが、一方で「こんなうまいこといくかいな?」と思ったのも事実。

だってあんなことされたら私だったら絶対許さね~っ!

こんなドロドロ学園ドラマが書けるなんて作者はかなり学校生活で修羅場をくぐってきたに違いありません。

辻村深月、以後覚えておくわ!

太陽の坐る場所
太陽の坐る場所
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辻村 深月
文藝春秋
売り上げランキング: 45915
おすすめ度の平均: 3.5
2 作者は何を言いたいのか・・・
4 辻村さんのファンにおすすめ
4 またか【ネタばれ】
3 驚きは少ない
5 キョウコ


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カレル ヴァン・ウォルフレン著「人間を幸福にしない日本というシステム」

加賀乙彦著「不幸な国の幸福論」の中でも取り上げられていたこの本。
10年前くらいに読んで私のだらりとした脳細胞にマシンガンでカンフル剤を打たれたような刺激がありました。

ただ影で文句を言ったりぼやいたりするだけでなく、もっと政治に影響力をもつ市民であろうとしなければならない。

というメッセージに満ち市民としての力が湧いてきたのを覚えています。

ほとんどの読んだ本を「どんな話だっけ?」と忘れてしまう私としては珍しく心に残っている本です。

そーそー、私達はおとなしすぎるのよね。

いまだにお母さんから多額の子供手当てをもらっている鳩山さんだから、子供手当は是が非でも必要!と使命感に燃えるのもわからなくもないけれど、そればっかり話題になって最低賃金時給1000円のマニフェスト忘れてないかしら?

そっちも一緒に是非よろしく頼みますよ!

とハトミミ.comにメールしよーっと。

昨のニュースは子供手当がらみで子育て中のパパ、ママを官邸にご招待しティーパーティーをされたとのこと。
雀の涙の時給でパートしているオバチャン達も是非招待して!

ってこれもハトミミ.comでお願いしておこ(^^)

人間を幸福にしない日本というシステム (新潮OH!文庫)
カレル ヴァン・ウォルフレン
新潮社
売り上げランキング: 55623
おすすめ度の平均: 4.0
3 古典なので、流し読み程度で。
2 今となっては読む必要はない。
5 13年前の指摘は今の問題点
3 そういう視点で見ておくべきか?、と気付く本
5 「変えていくんだ」という意志


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江國香織著「スイートリトルライズ」(ネタばれ)

辻仁成著「サヨナライツカ」原作映画は中山美穂、西島秀俊共演でただいま大ヒット?公開中ですが、辻の真の友人の一人
江國香織の「スイートリトルライズ」も3月に中谷美紀、大森南朋で映画化され公開予定です。

「サヨナライツカ」も読んでみたのでこっちも読んでみることにしました。

スイートと言っておきながら、スイートなんて甘いことは全くありません。

結婚3年目の二人は結婚20年以上の私から見ればまだ新婚ホヤホヤであるはずなのに、すでに2年もベッドを共にせず、夫は帰ってくるなり部屋にこもってPCゲームに夢中。
人気テディベア作家の奥さんも「ねー、この家には恋が足りないと思うの」と言いつつもたいして腹を立てるでもなく普段通りに夫にお菓子を作ってあげたりオシャレな朝食を作ってあげたりと淡々と過ごしています。

今流行りの植物系、性に淡白な二人なのねーと思いきや、これがどっこい、一歩家庭の外に出て相手が変わると二人ともびっくりするくらい、くんずほぐれつの精力旺盛で
夫婦水入らずのスキー旅行の宿泊先に夫は愛人を別の部屋にチェックインさせ、妻の若い愛人も追いかけて泊まりに来て二人とも相方の目を盗んでこっそり密会というありえない状況が展開する仰天ストーリー。

まー仲良し夫婦の小説を読んでも面白くもなんともないからこれはこれで人をギョッとさせることに成功しているとは思いますが。

レビューを書こうと思ったら本が見当たらなくなっていてどこに行ったのかと探していたら、就活中の娘が読んでたらしく、その読んだ本もカオスと化した娘の部屋で行方不明なのだけど

娘も「意味不明のとんでもない話!」としながら
「これは一見幸せそうにみえる家庭でも一歩入れば空虚なものってことを言いたいのか」と問うてきたので

就活中に読む本ではない!とまずは苦言を呈しつつ
このスイートリトルライズを書くにあたっての江國香織自身の言葉を披露。

恋するために生まれた」に彼女はこう書いています。

 結婚はしなくてもいいと多くの人が認め、離婚も悪いことじゃないと多くの人が認めている。それにもかかわらず、実に多くの人が結婚することを選び、また結婚しつづけることを選んでいるのはなぜか。
 私は結婚にそれなりの魅力があるからだと思います。結婚して、男と女が一つの家に住むということは、セックスと同じだと思うんです。女一人だけで、あるいは男一人だけで住んでいたら、絶対に埋まらない空間がある。それは実際にセックスがあるかどうかとは別問題。だから例えばセックスレスでも、一緒に暮らしているのに喧嘩ばかりでも、片方、もしくは両方に好きな人がいても、その家の中に、男しか満たせない部分と女しか満たせない部分があるために結婚は維持されるのです。それはセックスとそっくり!すくなくとも、ある種のエロスの状態なのではないかと思う。私はそういう奇妙なエロスに興味があって「スイートリトルライズ」という小説を書いたんですけれども。


だそうです。

確かに物語の中で妻が浮気して帰ってきた夫にそうとは知らずに
「外でどんなことしてきてもちゃんと皆家に帰ってくる。不思議よねー」みたいに言い(本が手元にないので正確じゃないけど)夫がギクッとするシーンがありました。

つまり作者がこの本で言いたかったのは夫婦の絆をなめんなよ、ってことなのでしょうか。

ラストは妻が若い男と別れただ夫の腕の中に入ることで安心し満足する、日々の静かで平和な暮らしを選び、夫はこれから愛人とのことどーするのかなーという感じで終了。

なんだかよくわからず「は~?ふざけんな!」と思い切り言いたくなるようなイライラする作品でありましたが、江國香織のふわふわとした不思議ちゃんワールドはフルスロットル!

どんな映画になるんだろね~@@?

スイートリトルライズ
江國 香織
幻冬舎
売り上げランキング: 183348
おすすめ度の平均: 3.0
1 がっくり
2 いまどきこの程度の不倫話が、、、?
4 ファンタジックな物語
3 ふしぎ妻
4 意外にも


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篠田節子著「夜のジンファンデル」(ネタばれ)

図書館で借りた。
図書館て読みたい本があったためしがない。
新刊で予約すると天文学的数字の人々がウエイティングだったりするし、新刊でなくても読みたいなーと思うのは誰かしら借りていていつもない。

篠田節子の「ゴサインタン」を借りようと思っていたけれど、なくてこの本を手にとった。(「とりあえずこれにしようか」という偶然の出会いはあるかも^^;)

ジンファンデルという言葉に惹かれたから。

ジンファンデルとは私も去年知ったばかりなのだけど、
カリフォルニアでしか栽培されていない葡萄。
なのでジンファンデルのワインもカリフォルニアならではなのである。

表題作の「夜のジンファンデル」はカリフォルニアが舞台で学生時代の仲間で今はもう結婚している男にまだ独身の女が「実はずっと君が好きだった」と告白されるなんともせつなく胸キュンの話なのだけど、男の妻側に立ってみればこれ以上のこっそりとした裏切りはないわけでこういうのはなんとも複雑。

んで最後、あーだしな。

奥さんにバレズに済んでよかったけど…

最初に表題作を読んだので、恋愛短編小説集か~と思ったら
どっこい、その他、ホラーちっくで怖いのさ。

じわじわ、ぞぞーっと怖くなる。

全ての小説で誰かしら死ぬし…
最初の小説「永久保存」なんてね、書類と一緒に倉庫に閉じ込められちゃう話なのよ。
職場の倉庫思い出して「きゃあああ…」と思っちゃったわ。

最後の小説「コミュニティー」にいたっては怖いより何より
げーっ…気持ち悪~っ!!!というものだった…乱コミュニティーにゾゾゾ…と鳥肌が…

けれど、どの短編も上手くて面白かった。

篠田節子はつくづくストーリーテラーだよなーと思った次第。

夜のジンファンデル
夜のジンファンデル
posted with amazlet at 10.02.10
篠田 節子
集英社
売り上げランキング: 323321
おすすめ度の平均: 4.5
4 短編にしておくのは惜しい作品ばかり
4 ブラックユーモア傑作集
5 恋愛小説は表題作だけですが
4 ちょっとゾッとする短編集
3 ブラックな短編集



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加賀乙彦著「不幸な国の幸福論」

目新しいことは書かれてないんですよ。
今まで多くの人が何度も言ってきたことを再度丁寧に優しく語りかけてくれる本なのです。

でも、こういう当たり前のことって過剰な欲望が渦巻く現代を生きているとついつい忘れがち。

そういう意味で「幸せとは人と比較するものではなく、常に自分のすぐそばにあり自分のできる範囲で他者のために役立ち、ホントに小さなささやかなものにも喜びを見いだせること」みたいなことを定期的に自分の心に落とす作業ってとても大切だな、と思います。

誰もが「そりゃそうだろう」と思う基本的なことも改めて言葉にするとこんなにも感動的な強いメッセージになるのかなと思いました。

5時間もパワースポットの清正井に並ぶよりこの本を読んだほうがパワーもらえそうよ(^^)

都会の喧騒を離れ自然の中に身を置くと細胞が新しく生まれ変わるような感じがしますが(多分、こういう気持ちにさせてくれる場所こそパワースポット)読みながらそれと同じ感覚を味わいました。

あたたかい穏やかな気持ちになりながら生きる力が湧いてくるみたいな…♪♪♪

本の中で紹介されていた1943年にラインホールド・ニーバー牧師がマサチューセッツの小さな教会で唱えた祈りを書きますね。

神よ、私たちにお与え下さい。
変えることのできないものを受け入れる冷静さと
変えることのできるものを変える勇気を。
そして、その二つを見分けるための知恵を。


「変えることのできるものを変える勇気」これこそ生きる力かもー☆☆☆

この本、とっても良かった!いつもそばに置いて
「私って不幸だわ…ぐすん」と思ったとき読むことにしよー♪

不幸な国の幸福論 (集英社新書 522C)
加賀 乙彦
集英社
売り上げランキング: 174
おすすめ度の平均: 4.5
5 “ランク付け”の意味人間の幸福を図る尺度について
5 本書は平易な文章で書かれており誰にでも理解できるように著されているが、その内容の理解の深さは読者の人間的レベルに依存するでしょう。
4 若者のみならずリタイヤした方々にも是非読んでもらいたい一冊
3 you will live forever in the memory of others.........(正確な字句は忘れてしまいました。そして誰が言ったかも)
5 幸福への思考、このヒントを得ることができるはず 
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吉田修一著「春、バーニーズで」

「春、ユニクロで」「春、ヨーカ堂で」ではなく
「春、バーニーズで」…とはタイトルがなんとも洒落てる。

写真で見る作家吉田修一本人もなんかいかにもバーニーズで買い物している感じ。

そんなオシャレ感漂うバーニーズで、妻と子供と買い物に来た主人公がばったり若い頃一緒に暮らしていた人(これが男…)と出会うところから物語は始まります。

何気なく過ごしている日常の中で、ふいに過去の記憶を呼び起こすような瞬間に遭遇してとまどう、そんな短編の連作集です。

淡々としてるけど繊細で…なんかこの雰囲気、好きだわ~♪と思いながら読了。

この本の主人公がオカマちゃんと暮らしていた過去を綴った 「最後の息子」も読まなくちゃ。

この作品、ググッてみたら西島秀俊&寺島しのぶでWOWOWドラマになってたのねー。観てみたい!

春、バーニーズで
春、バーニーズで
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吉田 修一
文藝春秋
売り上げランキング: 165685
おすすめ度の平均: 4.5
5 傑作
3 30代、40代のひとに共感か?読みやすい恋愛小説。
5 優等な読後感
4 吉田修一らしい!
5 理想の生活
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重松清著「ニッポンの単身赴任」

ニッポンの単身赴任 (講談社文庫)
重松 清
講談社
売り上げランキング: 156840
おすすめ度の平均: 4.0
4 単身赴任してもいいかも
4 単身赴任の悲喜交々を丹念に記したルポ
4 愛すべきお父さん達。
4 様々単身赴任ルポ

装丁の絵も泣かせるじゃあないの。
元祖単身赴任の1200年前の防人から、地方、海外で孤軍奮闘仕事に没頭の真面目な方、単身不倫でenjoyまたは修羅場父さんまでいろんな単身赴任のお父さんが登場。
皆、色んな形でそれぞれがんばってます。

中でも札幌単身赴任者の「札ちょん(札幌ちょんガー)共和国」が作った妻用10カ条というのに単身赴任妻の心得がありましたのでご紹介しておきますねー。

1.女房が明るいと亭主も明るくなる。逆も然り。明るい話、明るい話題で亭主をヨイショしよう。
ふむ、ふむ、これからも楽しいことして楽しい話題を提供しよーっと♪

2.自分たちの都合で選択した二重生活だ。金、子供のことでぐちぐち言うな。特に電話では!
えー、私のブログ見てぐちぐち言うのは夫なんだけど…

3.食事、酒、家事などを細々言うのはやめよう。やる奴はやる、やらない奴はやらないのだ。
これ、夫は私よりちゃんとやってる模様。

4.「可愛い子には旅をさせろ」と言うではないか。過保護な妻になるな、夫の自立のチャンスだ。
過保護な妻?私の辞書にはないわー(笑)

5.衣替えの時期、年に二度は一人で夫を訪ねるべし。折角の別荘だ、二人きりで楽しもう。
あわわ…引っ越しのとき行ったきり。でも引っ越しの日に夫がアパートの鍵忘れたから結局二度行ったけど。

6.今は二度目の見合い期間、恋愛期間。単身赴任が終わったら、もう一度”新婚”しましょ。
おー!また指輪買って♪

7.赴任三ヶ月間は毎日でも電話を。この時期、彼の精神状態は不安定である。優しく励まそう。
毎日お互いのブログを見てます…ってのはダメ?

8.一人暮らしの父は娘の手紙に弱い。娘にせっせと手紙を書かせよう。いなければ貴女が。
今度娘に言ってみよ。多分書かないと思うけど(^^;)

9.別居ではない。彼は出張中なのだ。ボスの部屋、居場所、グッズに勝手に手をつけるな。
家狭いからもともとそんな部屋ないわー(TT)

10.病気をするな。彼が一番気にしているのはそこだ。健康なら70点、ネアカなら30点プラスだ!
これ、私、満点。結構私って優秀な単身赴任妻?

単身赴任妻も明るく元気にがんばりましょー(^^)
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江國香織・辻仁成 共著 「恋するために生まれた」

内田樹の「日本辺境論」が固い十割蕎麦みたいで消化不良だったので、甘くて柔らかいデザートが欲しくなり、読んでみました。

江國香織と辻仁成はプライベートでもとても仲良しらしくお互いに「真実の友人の一人」なのだそう。
そんな二人だからこそ「冷静と情熱のあいだ」という本が生まれたとのこと。

「恋するために生まれた」は二人がそれぞれの恋愛観について往復書簡の形で語り合っている形式。
二人の親密でロマンティックなメールのやりとりを盗み見た気分になりちょっとドキドキ楽しい本でした。

人気作家の二人ですからさすが言葉豊か!
恋愛しているときの自分の気持ちをあれだけ的確に、例えば恋愛していない人にも「うーん、そーか、そんなもんのような気がする、そーなんだろーなー、なんかわかる」と納得させちゃうような文章力に惹きこまれます。

ちょうどこれから映画が公開の辻仁成著「サヨナライツカ」についても本人が触れていて意外にタイムリーだったかも。

彼の離婚についての感情も吐露されているのだけど、この本が出版された年の秋に現在の奥様元美人アイドル、ミポリンと出逢っているわけで…

江國香織は浮世離れしたフワフワ感が漂い今やすっかりザ・オバチャンの私は共感てとこまで行かないのだけど、辻仁成は言ってることは別として文章のそこかしこに「こいつそりゃモテルだろ」オーラが垣間見え…

うーん今まで興味なかった辻仁成、ちょっと会ってみたいかも。

来月はバレンタインもあってシーズン的にふさわしい本♪
甘~いホットチョコレートと共にこの本召し上がれ(^^)

恋するために生まれた
江國 香織 辻 仁成
幻冬舎
売り上げランキング: 151174
おすすめ度の平均: 4.0
4 恋したくなったかも。
2 恥ずかしくて。。。
5 「鳥籠とカナリア」の話がすごくいい!
4 力量の差
5 タイトルの美しさを裏切りません!
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内田樹著「日本辺境論」

また売れてんだぜ、これが!ベストセラーです。
もー勝間さんもだけど内田のたっちゃんも稼ぎすぎー(^^;)

日本辺境論 (新潮新書)
内田 樹
新潮社
売り上げランキング: 18
おすすめ度の平均: 4.0
4 難解なので、数回読み直す覚悟で!
5 外から内から良く見て考えよう
5 日本人の「学び」について
2 読書がはかどらない
4 内田樹に倣ってとりとめなく

内田樹氏は神戸女学院大学教授として学問を探求する傍ら、師匠について30年も合気道とコミットされてる方なので、彼の精神論は「合気道」からインスパイアされることも多く、いわゆる日本の「道」ものは華道、茶道をちょろっとなめた程度の私にとっては「そうか!そうだったのか!」と膝を打つほどの新発見というより「ほほう、そんなもんかのー」程度のぼーっとした反応になってしまう打っても響かない生徒状態。

最近は脳も胃袋化している私なので、読むのが結構しんどかった。

でもありていに言えば「なんか今いち冴えなくてはっきりしなくてアメリカの言いなりだし、首相も要領得ない答弁を繰り返し、自分で決断できなくて情けないおれ達日本人って皆思ってるけど、それでいいんじゃね?」(語尾上げ)って感じの本でした。

中国4千年の歴史を誇る絶大パワーの辺境にいたからこそ、自由に柔軟に何でもありでやってきたってこともあるみたい。

彼の著作は何冊か読んでいて、そのたびに
「きゃー♪目から鱗!だから内田たっちゃんてば大好き!」って思うところがあるのだけど、今回は特になかったかなー。

私の脳が退化してんのかなー(TT)
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結局、女はキレイが勝ち。

慢性腰痛持ちの私は整形外科の先生に止められているんだけど、立ち読み大好き!やめられまへん!

この日も女性誌コーナーに行くと、目にとまった本があった。

「まー、キレイな人。女優さんが本出したの?」と手にとってみれば、あらまー、今や飛ぶ鳥を落とす勢いの勝間和代さんじゃないの!

キレイー!

タイトルは「結局、女はキレイが勝ち」。
知性にキレイが加わったら、もー鬼に金棒。
そりゃ地上最強の女でしょーなー。

立ち読み読書で最初の数ページ、ペラペラーとめくって見る。

うんうん、そりゃ自分の部屋も人も汚いよりはキレイなほうがずーっと気持ちよいものね。
彼女の言ってることはいたってフツー。いたってまとも。納得です。

本の帯には「勝間さん、私、別にキレイじゃないけど生きてていいですか」的な香山リカの自虐的なコメントが(笑)

この二人、最近、コンビでも組んでるの?
対立してるようにみえる二人の相乗効果でどっちも本の売り上げ伸ばしてるんだから、出版社も手を変え品を変え上手いこと考えるよなー。

策士じゃのー。あっぱれでござる。

「知性だけ」「キレイだけ」って人に女は優しいけれど、どっちも兼ね備えている人って反感買っちゃうのかしら。

amazonレビューも2チャンネルも荒れ狂っとります(笑)

いやしかし、ほんと、勝間さん稼ぎ過ぎだよ(^^;)
毎日生牡蠣も食べられるんだろうな。超羨ましー!!!

結局、女はキレイが勝ち
勝間 和代
マガジンハウス
売り上げランキング: 715
おすすめ度の平均: 2.0
3 勝間さんが言うからこそ。
5 当たり前のこと
2 身勝手で稚拙な主張に脱帽
5 その勇気を評価したい。
1 書店員ですが
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ファウスト読書会終了♪

第一回目読書会に参加してから、ずーっとさぼり続け、最後の読書会に参加(^^;)

読書会会長コニコさんの素晴らしいナビゲートの元、最終章を皆で音読し気持ちよく読了しました(私以外のメンバーが)

私の場合、途中をすっ飛ばしているのですが、終わりよければすべて良しって感じで
「ファウストはいろいろあったけど、最後めでたし、めでたしみたいな…」という爽快な読後感(?)でありました。

人間の強欲を隠すことなく邁進してきたファウスト。
悪魔に引きずられ地獄に堕ちるかと思いきやたくさんの天使が降りてきて最後は救われるのであります。
「善人なおもて往生すいわんや悪人をや」という親鸞の言葉が浮かぶようなラストに半年間ファウストとともに歩んできた真面目な読書会会員の顔も晴れやかに♪

一緒に参加した真面目な読書会員ブラボーさんの感想をリンクしまーす(^^)丸投げ(笑)
 
ファウスト〈第1部〉 (集英社文庫ヘリテージシリーズ)
ヨハーン・ヴォルフガング ゲーテ
集英社
売り上げランキング: 33004
おすすめ度の平均: 4.5
4 読みやすさ抜群、だがもう一歩奥を!
5 積ん読だったけど、読み終わった。読んでみるべきです。
4 今までに無い素晴らしい訳本
5 新たなファウストの誕生
5 本を読む歓び
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伊坂幸太郎×斎藤和義 絆のはなし

伊坂幸太郎×斉藤和義 絆のはなし
伊坂 幸太郎 斉藤 和義
講談社
売り上げランキング: 10518
おすすめ度の平均: 4.5
3 ファンならば楽しめる!
5 コラボレーション☆
4 トップランナーズ!
5 彼の人となりを知る
4 伊坂幸太郎を知りたい人にはオススメ


伊坂幸太郎が小説家一本で食ってこーと思ったきっかけは斎藤和義の「幸福な朝食 退屈な夕食」って曲だったそう。

伊坂幸太郎が大の斎藤和義ファンとのことでコラボが実現。

彼のアイネクライネという短編にインスパイアされた曲を斎藤和義が作る。(ベリーベリーストロング~アイネクライネ~

みたいな絆が二人にはあるらしいの。
そういえば二人がコラボした映画フィッシュストーリーも絆のはなしだったわ。

で、当然斎藤和義好きの私は夫に「しょーもね」と言われながらも買うのでした。

斎藤和義の魅力は普段のもっさりとした喋り方とセクシーな歌声とのGAPにあるのよねー(^^)

わっかるかな~?わっかんねーだろうな~(笑)
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辻仁成著「サヨナライツカ」(超ネタばれ)

中山美穂12年ぶりの主演映画というニュースをクリックしたらなんとお相手は私の大好きな西島秀俊って書いてあるじゃないの!

あーた、これは原作読んでみるっきゃないわーっ!てことで読んでみた。

恋愛小説というのはどーもファーストフード的お手軽感があり、ものの数時間で読めちゃって「あー本、読んだ…」って気が全然しないのはなぜかしら。

でもそんな「けっ」と思ってた恋愛小説でも泣かされることってある。「マディソン郡の橋」は不覚にも号泣したわー。

「世界の中心で愛を叫ぶ」は「おら、金返せ!」と思ったけど、今回の「サヨナライツカ」はあんな美人アイドルと結婚した図々しい辻仁成なんて大嫌いと思いつつ最後ぐすんときてしまいました。

主人公はあと4カ月で結婚を控えたバンコクのエリート駐在員、豊(この役が西島秀俊よん♪ピッタリー^^)。
赴任先のバンコクでオリエンタルホテル在住の魅惑的な女性 沓子(とうこ)(中山美穂の役)と出会う。お互いの魅力にとりつかれたように豊の結婚式前日まで激しく狂おしい愛欲の日々を送る二人。

別れてから25年後、偶然再会したとき、豊は二人の子供に恵まれ出世もし順風満帆の人生を送っていたが、沓子は結婚もせず豊との4ヶ月間の思い出に生き続けていた…

そして沓子は癌に侵され…(TT)
死ぬ間際になって初めて立場があってお互い言葉にできなかった「愛してる」を口にするのである。

…って話なの。

まー、「象の背中」に次ぐ男の妄想小説ってやつかしら?
こんな都合のイイ女いるかいな。

25年後の再会からまたブランクがあり、最終的に60過ぎまでのお話だけど、映画にするなら無理があるものね。
この小説をどんなふうに見せるのか楽しみです。

二人が出会ったときは30歳。
それにしては中山美穂も西島もちょいと老け過ぎ感は否めません。

本当は映画化は10年前に大沢たかおとミポリンで話があったらしいけれど、辻との結婚で流れちゃったらしいの。

そのとき撮っていたらちょうどよかったのかもね。

子供二人産んで12年ぶりの復帰が官能映画ってのもスゴイ。私が子供だったら「ママ、やめてぇ!」って泣いちゃうかも。

ミポリンの勇気&女優魂に乾杯~(^^)

あら、amazonのレビュー、けちょんけちょんだわー
うん、仕方ないかもー(^^;)↓

サヨナライツカ (幻冬舎文庫)
辻 仁成
幻冬舎
売り上げランキング: 1722
おすすめ度の平均: 4.0
2 いまいちでした
3 わかりません。
1 共感できない
4 こういう悶
1 全然感動しなかった
コメント(10) | トラックバック(0)

上野創著「がんと向き合って」

がんと向き合って (朝日文庫 う 13-1)
上野 創
朝日新聞社
売り上げランキング: 37229
おすすめ度の平均: 5.0
5 陰あって光きわだつ
5 素直に感動
5 絆の強さという通奏低音が鳴り響く
4 「病人は病人らしく書け」の意味。。。

26歳の若さで癌になった朝日新聞記者の闘病記。

筆舌に尽くしがたいほどの抗癌剤の痛みや辛さ、二度の再発の苦しみを綴りながらも決して陰鬱な印象にならないのは筆者が客観的に事実を捉える新聞記者という職業だからでしょうか。

夫を力づけ励まし続ける奥さまがまた素晴らしいのです。

ご自身の体験をもとに職場復帰されてから、絵門ゆうこさんの癌闘病記「いのち」の連載にかかわったとのこと。

私も当時、絵門さんのように末期の癌であっても、死の直前まで命の輝きを失わず周りの多くの人に活かされながら生きていけたらどんなに良いだろうと思いながら読んでいました。

命について深く考えさせられた本でした。
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唯川恵著「だんだんあなたが遠くなる」

     

体育の日なのに読書しながらゴロゴロと過ごす。
唯川恵の作品は初めて。

自分の親友と恋人が惹かれあってしまうという辛いお話。

登場人物3人が皆誠実で良い人なのが救われる。

惹かれ合った者同士「好きになっちゃったんだからしょーがないじゃん」などと開き直らず、必死に「いや、まさか、そんな、バカな、いかん、いかん」と思って気持ちを抑えようとするのがわかってしまい、主人公が「二人のために私から別れてあげる」と爽やかにきっぱりと去っていくのである。

恋人が心変わりしているのに気づいた頃、昔自分をふった男が「より戻さない?」と近づいてきても、即効ツレナク拒否するとこなんかも偉いわ。

女の恋は上書き保存。昔の男は用なしなのね。

でも男の恋はファイル管理ってセオリーからすると、親友に心変わりした恋人は新しい恋の賞味期限が終わる頃、また元カノが気になりだして、新しい彼女と昔の彼女の間を行ったり来たり揺れ動くんじゃないのかな~とも思ったり。

結局、男ってしょーもねー…(^^;)

恋心と秋の空。なんだかせつないわねー。
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岩井志麻子著「ぼっけえ、きょうてえ」

ぼっけえ、きょうてえ (角川ホラー文庫)
岩井 志麻子
角川書店
売り上げランキング: 33503
おすすめ度の平均: 4.0
3 不快
4 真に“きょうてえ”のは・・・
5 怖いというよりも純粋に面白かった
5 日常に潜む闇
4 きょうてぇよりも不思議な感じがした。

日本ホラー小説大賞と山本周五郎賞のW受賞作品。

東京MX「5時に夢中」の木曜日に、首から男性シンボルアクセサリーをぶらさげ、ズバリその名前を連呼し、毎度下ネタだけのコメントを繰り返す岩下志麻子女史でありますが、なんの、なんの、その実態はやっぱりぼっけえ(とっても)小説家じゃねーかと思った短編集でした。

読んでみるとそんなにきょうてえ(怖い)ことはありませんでしたが、岡山を舞台に横溝正史映画に通じるような貧しく暗くじめじめとしたおどろおどろしい不気味さが漂っています。

上手い!と思いました。

個人的には「密告函」がきょうてかったかな。
お化けより何より、私はおとなしくて静かでいい人そうなのに実は心の闇を抱えているのねって感じた瞬間、かなりきょうてえ気持ちになるのです。

そーねー、最近、「この女、きょうてえ!」と思ったのは
NHK朝ドラ「つばさ」で出てきた斎藤由貴かしら~。
物静かで控えめで優しそうなのに、愛人の子として育ってきた彼女は、そうとは知らぬおかみさん(本妻)があげた和菓子を「すみません」と丁重に受け取りつつ帰り道怖い形相でゴミ箱にポイと捨ててたのはきょうてかったなあ。(細か過ぎて伝わらない^^;?)

「密告函」はそんなようなお話(意味不明)

文庫本、解説は京極夏彦。
この人の本て一冊も読んだことない。なぜってぼっけえ分厚いからなんだけど(^^;)分厚い理由がわかりました。

なんかまどろっこしーんだな、文章が。
解説でもまず「ぼっけえ、きょうてえ」という言葉の分析を2,3ページにわたって…

解説すら読めず読み飛ばした私でした。
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Hanako for Men

Hanakoに男の子版が出た。



バブル世代の私は雑誌Hanakoと共に東京を食い尽してきたと言っても過言ではない(いや、言い過ぎ^^;)

隔週になった今でも買っちゃうHanakoラバーな私。

当然FOR MENだって買っちゃうのさ。

今度の日曜日のソロモン流はHanako for Men 立ち上げの模様@マガジンハウスらしい。

見逃せないわっ!

と思ってるけど、見逃しちゃうんだろーなー…たぶん(TT)
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佐々木倫子著「チャンネルはそのまま!」

「動物のお医者さん」「おたんこナース」「Heaven」あー、どれもこれも愛して止まないマンガ家佐々木倫子作品!

彼女のマンガは何度読んでも味があるスルメのようなコミックです。

今回もおバカ枠採用新人記者雪丸ちゃんが笑わせてくれます。
これを読んだ息子「就職のときってバカ枠採用ってあんの?それ狙っちゃおうかな、オレ」

こらーっ!!!んなもんあるかっ!

チャンネルはそのまま! 1―HHTV北海道★テレビ (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
佐々木 倫子
小学館
おすすめ度の平均: 4.0
4 笑った(⌒⌒)
3 衰えぬ力
5 また笑い死んじゃったw
4 主人公の雪丸花子が、菱沼さんみたいな人気キャラに育ちますように
5 あらら・・・

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岩井志麻子著「東京のオカヤマ人」

私が読んだのは文庫本なのだけど、amazletには画像がなかったのでつまんないから、こちらを。。。

きゃあ~この装丁…ぼっけえ、きょうてえよぉ~
(岡山弁で”とても怖い”の意)
     

夫のルーツが岡山で義祖母(って言うんか?)から時々届く岡山名産を楽しみに暮らしている私にとって東京、神奈川の次に好きなのは実は岡山なのである。
(「ウソつけっ!」て夫の声が聞こえてきそう^^;)

この本は全編、岡山弁で語られていて、のんきな感じの方言が耳に心地よいのであるが、そこはホラー作家の志麻子であるからどれもこれも不気味なきょうてえさが絶えず根底に流れている。でも、ぷぷぷ…と笑えるユーモアセンスも忘れない。

しかし、エッセイより何より、この作家、岩井志麻子なのである。
存在自体がタブーって感じなのに、なんだか中毒になりそうな強烈なキャラで目が離せなくなってしまった。

「さんま御殿」に出演していたときは下品なえろネタで浮きまくっていた志麻子であったが、東京MXテレビ「5時に夢中」の木曜コメンテーターで登場している分には、同じネタでも文学界の「今いくよくるよ」という愛称がピッタリの中瀬ゆかり(新潮社の編集部長?こちらもOH強烈!)とのコンビネーションが抜群で、妙にピタリとはまりひじょーに面白い。存在自体が面白すぎてYouTubeに釘付けになり声出して笑いながら気がつけば1時間も観てしまっていた。

言いたい放題、やりたい放題、トークはすべて下ネタ岩井志麻子。
18歳も年下の韓国人と結婚してからに…
今、私の中で注目度ナンバー1である。
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有吉佐和子著「悪女について」

川上弘美の「ニシノユキヒコの恋と冒険」はニシノ君と付き合った10人の女たちが愛情と懐かしさを込めて語るものだったけれど、こちら「悪女について」はスズキキミコと関わった人々27人もが「極悪非道のとんでもない奴」と罵倒したり「心のきれいな天使のようなお方」という人がいたり「あんな美人は見たことない。女優よりキレイ」という人がいれば「美人ではない」という人がいたり…同じ人物を語っているのかと思うほどのギャップがある。

40代の若さで謎の死を遂げた美貌の実業家スズキキミコ。
おっとりと優雅な語り口で人としての正しい道を説きながら
裏で何考えてんだか?!的あり得ない行動をとっていた過去が語られるが…

10代の頃、二人の男の子を出産をしながらも、それを周りに隠しながら複数の男と付き合い「俺の子に違いない。俺以外に彼女に男がいたはずはない。」などと信じてる男も2,3人いて、読んでるこっちも最後まで「え~、息子たち、それぞれ一体誰の子だったの?」ってのがわからない。

主人公は妄想癖で虚言癖で詐欺師の天然悪女?

悪女スズキキミコについての真相は藪の中。

この本、かなり怖い~!!!

悪女について (新潮文庫 (あ-5-19))
有吉 佐和子
新潮社
売り上げランキング: 9352
おすすめ度の平均: 5.0
5 ,ホンモノとマガイモノ
5 主人公の心理描写なくして、立体的な人物像が浮かび上がる
5 綾小路きみまろじゃないよ、富小路公子だよ!
5 「男性中心の社会を、いわば逆手に取った女の話」
5 神秘のヴェールに包まれて
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川上弘美著「ニシノユキヒコの恋と冒険」

希代のモテ男西野幸彦氏と付き合った10人の女が語る物語。

西野氏は女に愛される優しさに満ちた態度と口の上手さと弱さがあり、出会った女をことごとく虜にし、すぐに手を出す、しょーもない男です。

そんな彼の10代から50代までが綴られます。
50代のとき付き合った女の子なんて18歳だし(^^;)

ふーん、川上弘美はこーゆーのも書けるんだ。

超常現象もなく(と思ったけど、やっぱりあったわ、最初から)フツーに軽くさらりと楽しめました。
これは結構気に入っちゃった(^^)

ニシノユキヒコの恋と冒険 (新潮文庫)
川上 弘美
新潮社
売り上げランキング: 65286
おすすめ度の平均: 4.0
4 パズルみたい☆
5 ニシノユキヒコと女たち
5 思い出多きいい本です
4 タイトルが気になって、いつかよみたいと思っていた本
2 軽め

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川上弘美著「溺レる」

手相見に「あなた、駆け落ちの相ですね」と言われたことがある。「駆け落ち!」そのなんとも甘美な響きにちょっと憧れたりもする。

「駆け落ち」といえば大昔の映画で大竹しのぶと風間杜夫が駆け落ちする映画があった。つかこうへいの…なんだったかな。とりあえず駆け落ちして山奥の旅館に二人してこもるのだけど、誰も探してる気配もなく、とうとう自分から家族に「なんで探しに来てくれないのよ!」などとクレームの電話をする話で面白かった。

それはさておき、そうそう川上弘美の「溺レる」である。

愛欲に溺れている風なカップルの短編集てことになってる。当然駆け落ちもある。そして夫も「あの作品は官能小説だよ」と言ったのであるが、これまた、読んでも全然官能しないし、感じ入らない(って言葉、川上さんは好きみたい)、気持ちよくたゆたわない(たゆたうって言葉もよく登場)溺レたかったのに溺レない。

なんてゆーか、すべてが固いのである。(意味不明)

中に「百年」という短編があって、これは心中するも心中に誘った男だけが生き残り、女は成仏できず現世に留まっている話なのだけど、こういうホラーちっくなのを書かせるとなんだかとってもしっくりきて「お、いいなー、これ」と思った。
500年生きてるカップルの話はピンとこなかったが。だってずっと同じ相手と一緒に500年生きてるのよ(笑)
どーせ500年生きるなら100人くらいと付き合ってても良さそーだろう、ふつう。

川上さんは愛欲ものよりホラー系に本領発揮かも♪
彼女はきっとものすごく頭のいい人なんだろー(凡人の頭に理解不能の場合は全てこれで片付ける^^;)

夫に「まだ川上作品の魅力がよくわからないのだけど、どこがいいのであるか?」と聞いたら
「う~ん…美人だからかなあー」ってことであった。

なんだそっちかい!(笑)

溺レる (文春文庫)
溺レる (文春文庫)
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川上 弘美
文藝春秋
売り上げランキング: 9475
おすすめ度の平均: 4.0
4 時空が違うところにいる人だと思う
4 それとなく深い
3 カケオチ短編集(毒入り)
5 溺レた。
5 とらえがたく、奥深い一冊
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川上弘美著「真鶴」

発売当初、新聞での書評が高評価で気になっていた作品♪

真鶴は岩場の海岸で磯遊びが楽しく、子供の頃、毎年のように遊びに行った場所なので、懐かしいタイトルにも惹かれ芸術の秋にふさわしい本の装丁にも魅かれ買ってみました(^^)
珍しい!ケースつきよん!
     
夫に失踪された過去を持つ主人公が夫の日記に「真鶴」という言葉を見つけ何かに牽かれるようにたびたびかの地を訪れるというお話。

ストーリーは面白そうでしょ?
でも、全編曖昧模糊としてなんだかふわふわしたまま終わってしまい悶々としてしまいました(^^;)
「えー、もう終わり?」肉食系女、完全に欲求不満です。

文体が短く途切れ、私にとっては独特な読みにくいリズムも馴染めなかったなー。言葉に溺レてる感じも好きくない。
「まぐわい」とか言っちゃって…そうは言ってもまぐわってる感じが伝わってこないしー。

amazonのレビューでもどなたかが
「川上弘美はたべもののことを書いてるところはいい感じにリアルだけど、男女のことになると逃げてる感じだよなあ」と書かれていて、うんうん、そうそう、と思わず頷きました。

うちの父は母が生野菜サラダを出すと「俺は鈴虫じゃねー!」と超不機嫌でしたが、川上作品はなんか生野菜サラダのようにあっさり淡々としすぎて物足りないの。

読みながらもっと油っぽいドレッシングとチーズをたっぷりかけたくなっちゃう(笑)

でも我が家は草食系夫が川上弘美ファンなのでひととーり家の押入れ書庫に入ってるから、その魅力の秘密を探るためもうちょっと他の作品も読んでみよ。

一応読書の秋だしねー♪

真鶴
真鶴
posted with amazlet at 09.09.06
川上 弘美
文藝春秋
売り上げランキング: 176390
おすすめ度の平均: 3.5
3 長編ではちょっと・・
2 どうしちゃったんでしょう…
1 好きな作家さんなのだけど…
5 ベケット?
5 今までの小説の中でいちばん好き
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西川美和著「きのうの神さま」

映画「ディア・ドクター」のサイドストーリー。
西川美和監督、書き下ろし短編集です。

きのうの神さま
きのうの神さま
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西川 美和
ポプラ社
売り上げランキング: 49948
おすすめ度の平均: 5.0
5 きのう、確かにいた神さま
5 短編小説のお手本
5 涙が出ました
5 西川監督の言葉
5 映画監督の目


医者になったりっちゃん(映画では井川遥)の話とか、瑛太(研修医)のその後とか、余貴美子演じる看護師朱美さんにはそんな過去があったのかーとか、どーしてニセ医者になっちゃったの?鶴瓶センセ?の屈折した背景とか、映画を観ているとますます想像膨らませて読むことができます。

一方で、途方に暮れるほどの田舎で、死を待つだけの老人と介護者の出口の見えない日々の暮らしなど、現実の暗部も描きだし読み手の心を揺さぶるような構成に著者の筆力を感じます。

小説家としての西川美和映画監督にも期待!
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